守・破・離の定理
2023.03.07
■■■『コミュニケーション力を高める!★声みがき術!』■■■
執筆者:牧野俊浩(セラピー音楽家・ヴォーカルアドヴァイザー)
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■守・破・離の定理
今回も定理です。
法則と定理の違い・・・なんだったっけ?
(くどい!)
こけつまろびつしながら50年くらい歌いつづけて、私なりに声を
ぶつけるポジションや、気持ちの高揚感の抑制などを会得してきま
した。
出発はあくまでも「守」です。
この業界の右も左もわからない状況で、いきなり舞台にたってしま
い右往左往。
そんな時は先ず先輩たちの模倣。
このことは発声にしても同様でした。
いろんな方の発声法を真似し、手当たり次第に発声法の本を読み、
腹筋、背筋のバランスを学び、「いい発声は頭声を中心にするので
時々、めまいを感じる事がある」と書かれた怪しいフレーズを鵜呑
みにして、時々、ヨロヨロと椅子に座り込んでみたり(これはちょ
っと大袈裟!!)・・・まあ、いろいろでした。
めまいを感じてるんじゃ舞台で危ないじゃん!と思いなおして
少しはそういった類の情報に距離を置きながら、自分で考え始めた
のが「破」、それまで10数年。
50年たって、やっと「離」の心境です。
牧野スタイルの土台が徐々に見え始めてきました。
先ず、そのまま、模倣してみてください。
これはひとつのカタログです。皆様は「守」からどうぞ。
絶対的な真理という自信はないですけど、お役にたてれば・・・
以前の法則は忘れてしまった方もおられるかもしれませんね。
今までの情報をもういちど整理してもう少しわかりやすく
ご紹介する準備を始めました。
しばらくお待ちくださいね。