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疑いなく、動物たちは音楽好きだ。 しかし、彼らの音楽体系は我々のものとは違うようだ。彼らに対しての 音楽の教育書は知られていない。そんなものは無いのかも知れない。

2023.03.30

■今日のバイブレーション■

 疑いなく、動物たちは音楽好きだ。
しかし、彼らの音楽体系は我々のものとは違うようだ。彼らに対しての
音楽の教育書は知られていない。そんなものは無いのかも知れない。
                (エリック・サティ:音楽家)
    
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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 無条件に身体が、心が反応するから音楽なのだと思う。社会的な成功度、
富の有無など関係はない。僕たちは心を、震える器として、標準装備している
存在なのだ。人間の生理反応としては、いくつかの論文を目にするチャンスが
あった。視床下部という部分に、直接、作用する力が音楽にはあるらしい。
よくはわからないが脳での分析を待たずに「こころ」に働きかけるという文脈
は、これまた無条件に、僕のこころをとらえた。「ゆえなき涙」という現象に
も興味はつきない。

 なにしろ、「言葉で名づける前の事象」が気になる僕ではある。

 動物・・今、僕の家には猫が一匹(すでに2,3度このメルマガに登場をし
た牧野・ライオン・キック:最近ミドルネーム取得)。彼の音楽嗜好は、いま
ひとつかめないままであるが、以前、鳥の反応には、随分と驚いた事がある。
 当時、フォルクローレの世界で歌っていた僕は、同時に、アンデスの葦笛で
あるケーナやサンポーニャという楽器を、人並みにこなすこととはなった。
その練習の過程は、まさに鳥たちとの競演であったと思う。

 人間の耳が聞き分けることができるのは、20ヘルツから2万ヘルツの間。
特に笛は、複数の倍音を生み出す楽器のようであるから、人間が感知する以上
の高周波に反応しての、騒動であったのかも知れない。

 鳥寄せ笛にどれほどの種類があるのか、その分野にはまだ未熟な僕ではあ
るが、それらの笛の入ったケースを手に、いつか早朝、森の中で彼らとの交
流を楽しみにしている僕ではある。

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