「志が少年を一人前の男に育てる。志を持ち続けることで、男は、少年に帰る」(牧野語録)
2023.09.08
■今日のバイブレーション■
「志が少年を一人前の男に育てる。
志を持ち続けることで、男は、少年に帰る」(牧野語録)
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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何がそうさせているのか判らないが、こんな日がある。
シンクロニシティの凄まじさに、暑い最中の本日、益々、汗ばんだ一日であっ
た。
青春時代に憧れた「北海道大学」の資料を山ほど持ち帰ってきた。今更であ
る。当時は国立大学にはこのようなカラフルなパンフレットは用意されていな
かったように思う。なんと楽しそうな学生生活であるか。クラーク博士につい
ても、改めてしっかりと学ぶ事となった。
6月下旬の北海道公演でもクラーク博士と学生たちの別れの行われた駅停に
案内して頂いた。「ボーイズ ビー アンビシャス!」の現場である。
その記憶の消えやらぬ今日、あるホテルでの仕事の控え室の斜め前の部屋に、
「北海道大学 東京オフィス」があった。見果てぬ夢への執着に我ながら戸惑
いながらも、結果として、沢山のパンフレットを衣装ケースに忍ばせて帰って
きた。「大学概要」「広報誌」に始まり、「新入生諸君へ!」というものまであ
る。札幌での学生の生活白書や合格発表の日のスナップ写真まで持ち帰ってき
た。なんでだろう・・な、なんでだろう。
頭の中で、受験時代にレコードでなんども聴いた、寮歌「都ぞ弥生」が鳴り
渡り始める。
一気に17歳の少年に戻っていた。
北海道を自分の青春の舞台にできなかった悔いはある。
けれども、いま、この「清き国」への純粋な憧憬が残っている事には、きっと
意味があるのだろう。
その憧憬の中に、このたびの北海道でのコンサートツアーを支えてくださっ
た数々の方々の笑顔が浮かびくる。
そう、程よい距離感で対象化してゆくことが一番美しい有様なのかも知れない。
密かに「お帰りなさい」という言葉を聴いたようなような気がした。