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生きることは音楽的な行為だ

2024.01.19

■今日のバイブレーション■

        生きることは音楽的な行為だ    
          (しいていうなれば、牧野語録)
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●

 テレビ放映されていたある番組の中で、「食べる事は農業的行為だ」という
表現にであった。えらく大仰な言葉だと思ったが、思わず、酒の肴に延ばす途
中の箸が止まった。
 なかなか見ごたえのある内容の番組であった。環境問題と食の関係をこのよ
うな視点で、わかりやすく説いてくれると、チャンネルは変える気にはなれな
い。ポイントは、遠い距離から運ばれる食料は、二酸化炭素を排出する機構に
寄りかかっているということであろう。確かにそうである。情報はインターネ
ット網というものに乗れば、トラックや船、飛行機に乗ることに比べれば、二
酸化炭素排出とかかわりを持たずに供給することが可能だ。
 FAXで物が送れないと同じように、食品もそういった古い形の流通システ
ムに乗らなければ需要者の手元には届かない。
 ならば、近場で供給できるシステムができれば、そのシステムを使ったとし
ても二酸化炭素発生の弊害は低減できる、極端な事をいえば徒歩ツールでお互
いが歩み寄ることによって、それらをゼロ化することも可能だ。
 環境汚染を食のサイドから食い止めるひとつの提案でもある。

 人間は食べなければ滅びる。食は根底にある生存原理、欲望だ。
食材の選択は先ず味、そして他にも新鮮、質感、価格などが関わるであろう。
それらを近場の手渡し感覚で満足させてくれれば、この論理上は環境問題解決
のひとつの道筋にもなるであろう。
 この番組のスポンサーがトヨタであったことにも驚いた。物流ツールの王者、
自動車産業が地球環境を真剣に考え始めている。


 我流のバイブレーションは、そういった言葉にであった後、ふと心に浮かん
だ。それぞれの生き方が多彩になれば、音楽の伝える内容も潤沢になるであろ
うという相関関係・・つまり歌は世につれ、世は歌につれという語呂合わせを
示唆したものと思われても仕方がないかもしれないが、自分自身は、もう少し
上記したような哲学的なひねりを加えたつもりで記した。

 音楽が音楽として形をもつために、なにが必要か。それは人間が人間同士の
交流を基盤にした社会を形成するために必須の要素と同じではないかという思
いが募る。
 このメルマガが舌ったらずに発信し続けているのも、そんな世界を現実にま
だ認識できないからである。

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