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音育(おんいく或いはおといく)      

2024.06.07

■今日のバイブレーション■

         音育(おんいく或いはおといく)                                  

                         
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事

 面白い言葉があった。「食育」 当然造語であるから、一発の文字変換
はできないが、なかなか膨らみのある内容をもっていると思った。

 山崎パンのCMで表示されている。つまり食べる事を通じての人間教育
という意味合いであろう。

 こういうバックボーンを示すことが、人々の好奇心をひきつける時代に
なったのだ。それぞれの企業のコーポレート・アイデンティティに社会貢
献という言葉が多く用いられていると思うのだが、実際に何をしているの
かを端的に示す言葉や行動がないために、単なる飾りになっている例が多
い。その意味では山崎パンの心意気がストンと伝わってよい。

 さしづめ私たちが務めなければならないのは「音育」であろう。


 まさかと思ったが、「音育」という言葉で検索すると以下のようなサイ
トがあった。執筆は三菱総研の方らしいが、お友達になりたいと思った。


 http://www.internetclub.ne.jp/EASY/20030819.html


 音楽を「音を楽しむことが本質ですよね」といったり「音が苦じゃ、こ
まるのですよね」という使い古された言い回しをして、受けを狙うのでは、
もう、あまりにも芸がない。21世紀なのであるから。

 人間教育と音楽の関係をもっと整理してゆくたいと思う年齢に達したの
だろうか。食育からヒントを得た「音育」という言葉が妙に気にいった。

 30年ほど前に、音楽教育家の園部三郎さんの著作の中で出合った「情
動」という言葉に魅了された時を思い出す。
 駆り立てられるような思い、論理のフィルターを通さずにわきおこる思
いを誘発する音楽の力を「情動に働きかけている」という表現をなさって
いたような記憶がある。

 このときもその言葉に惚れた。

 心理学的用語なのであろうが、門外漢の私には実に新鮮に響いた。
情動に関しては下記のようなサイトがある
 http://homepage3.nifty.com/~pa-l/shiron.html

 学際的な領域にますます興味が沸いてくる。21世紀はそうあらねばな
らない。ただ注意すべき事は、ミスマッチを狙ったあざといネーミングも
多くなっているという事だ。気を引き締めて本質を見抜くべし。

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