2023.03.25
◆End of the world◆
これも、自分自身の青春反映の話であるから、好き嫌いは十分承知の上で、
でも、言っておかなければなあと思いつつ記しています。
オールディズ関係の収録では、多分この曲は、パティ・ページの歌で聴いて
いると思うのですが(僕もそうでした)、スキーター・ディビスの方が本流
らしいです。スキーターが、どう歌ったかわからないまでも、今回、とって
もいい歌を聴く機会がありました。
めったに聴けないとは思うのですが、「鳥獣戯画」という劇団の公演で、
「カリフォルニア ドリーミン」という作品があります。その中で歌われた
歌は、めちゃくちゃに素敵でした。
歌は「心」発で、人の心と共鳴する実感。
ああ、なんていう役者さんだったろうか・・。
彼女の切ないビブラートの前に、歌い手として脱帽です。
役者さんって、やっぱり凄い!
おすすめしても・・皆さんは困ると思うのですが・・キャラクターそのままの
いい歌・・・なのです。
2023-02-02 16:47 Toshihiro Makino 音風景あれこれ ⑲
◆吉永小百合の声◆
声では「シャー系」が好きっていいましたよね。
吉永小百合の声ってどっちだと思いますか。彼女の声は、その物差しでは計れ
ません!
うららかな日曜日、「キューポラのある街」が、私の町、所沢の図書館で、
上映されました。小百合ちゃんに、あこがれて上京した私として、見逃す手は
ありません。思えば、昭和37年、僕はこの映画を当時住んでいた京都でみた
のでした。(彼女の設定は当時の中学三年・・僕も現実に、そうでした)
会場は70席。用心をして30分前に現場に到着しても、すでに客席は8割
の埋まり具合。(よかった!間に合った!)
彼女の声を分析する余裕など持ち合わせず、ひたすらに若き日の小百合ちゃん
の凛とした眼差しに再会できた98分でした。
しいて言うならば、「シャー系」に意志の柱を強く通し、鼻梁をくぐらせて、
そのくぐもりで人を動かす、その時差でこちらの感情を動かす、面白い声の持
ち主っていう感じですか・・ねエ。(現在のシャープの宣伝でも、その効果を
願っているような気がします)
今日イチバンの眼ごちそうでも、ありました。