なんか文句あっかの法則
2023.02.07
■■■『コミュニケーション力を高める!★声みがき術!』■■■
執筆者:牧野俊浩(セラピー音楽家・ヴォーカルアドヴァイザー)
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■日本語は母音文化です。
勿論子音もあるのですが、言葉の立ち上がり部分の子音がかなり曖昧です。
日本語はリズムを刻む歌には、かなり分が悪い。
最近ではラップが若い人の間に流行をしていますが、そういったジャンル
も、やはり英語、米語で機関銃のように打ち出される単語の数(まさしく
ひとつひとつが弾のようですよね)の形に比べると、強い意味をもつ言葉で
も、日本語ではなんだか、柔(やわ)な感じがしてしまいます。
アイウエオという母音だけで感情を表現する演劇レッスン法も
あるそうです。とても日本的な発想だとおもいました。
さて本日の法則ですが、口周りの色々な動きに注意をしたあとに母音を十分
鳴らしてみる練習です。
ナ行は舌が上あごにくっついて鼻に十分響かせて作る音です。マ行は上で述
べたように、唇がくっついてからやわらかに離れる動作を伴い、カ行は喉の
奥でつくる擦過音が特色です。それぞれの音の誕生を楽しみつつ、そのあと
はそれぞれの母音にキッチリスムーズに移行する練習をしてみてください。
ゆっくりからはじめて「な・ん・か・も・ん・く・あ・っ・か」と繰り返す
ことが面白くなってきたら、スピードをあげて喋ってみてください。
でも絶対に喧嘩を売っちゃだめですよ。今の時勢、危ない危ない!
Q:えんえい おうお おおいうおえあいいあう!
A:・・・・・・・・
さて、生徒はなんといったのでしょう。母音にあうならば正解はひとつでは
ありませんけどね。