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学びのカテゴリー 第一章その3「丹田百叩きの法則」

2023.03.21

■■■『コミュニケーション力を高める!★声みがき術!』■■■            
          
  執筆者:牧野俊浩(セラピー音楽家・ヴォーカルアドヴァイザー)
     2010/11/30  00138

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■■■ 学びのカテゴリー 第一章その3「丹田百叩きの法則」 ■■■

最近のコマーシャルは「歌」の力をうまく利用したものが多くあります。
「よーく考えよう〇〇は大事だよ」というのも、その一つ。

記憶に残すために「歌」を使うというのは、音楽の歴史の中でも、
かなり一般的な方法でした。

中世の吟遊詩人たちが、様々な地方の情報を伝播させてゆく時にも、
こういう手法で、歌いながら各地を歩いて行ったのです。

「丹田百叩きの法則」を思い出す時は、
「よーく考えよう、お臍は大事だよ」と歌ってくださいね。

丹田はお腹にあります。
お臍の下5cmほどの場所で、内側にも5cmほど入ったところです。

丹田を意識しながら話すことは、昔から言われている「腹から声を出せ」と
いうことにつながります。
「腹からの声」というのは、腹式呼吸を使うことで、声に強い意志を与える
という方法ですよ。


腹式といいましても、決してお腹に息がはいるわけじゃないですよ。
空気は肺にしか入りません。
肺に空気が一杯入ることによって、肺のある胸と胃やその他の内臓のある
お腹を隔てている横隔膜を下に押し下げ、その結果少しお腹が迫り出す事に
なるのです。

つまり、お腹に空気が入ったように感じるわけです。

女性の方々は、その腹式呼吸が不得意です。
胸式呼吸になっています。思い切り息を吸い込むという体験がないのです。

浅い呼吸は、見た目には、なんだか健気で綺麗ですが、あまり生活力を感じ
させる呼吸とは言えません。

最近、高齢者の健康法として、吹き矢とかダンスとか太極拳などが普及して
きました。これらに通じるものとして腹式呼吸があります。
どれも腹筋のトレーニングを伴うものです。

健康のために、腹式呼吸で腹筋を鍛えることの大切さを、それらの競技のが
教えているのだと考えます。

勿論、歌にも腹式呼吸は欠かせません。

「丹田」はいわば、腹式呼吸の司令塔です。
その場所は、身体全体のエネルギーを司る場所なのです。

「丹田」で息を制御するつもりになってください。
それに気付くために「丹田」を活性化するのです。


お臍の下 5cm、その奥地5cmを意識して、その上を、軽く握った拳で軽く、
心を込めて、やさしく叩いて行きます。


ここでも音楽を利用しましょうか。
鼻歌で、例えばリズミカルな懐かしい童謡なんかどうでしょう。
「ドングリコロコロ」とかね。

100回ほど叩けば、相当身体全体がポカポカしてきますよ。
スピードは必要ありません。
ゆっくり、心を込めて、やさしくです。


息を吸い込むときに、その丹田の場所で息を吸い込むようにすれば、
腹式呼吸もだんだんと上手にできるようになってきますよ。


腹式呼吸から始まる「お腹から出す声」は、ここ一番の勝負声が必要な時
にきっと役立ちますよ。

是非会得しておいてください。

カラオケ好きの方々には、必須の技術ですよ。

皆様方のご意見を頂きたいと思います。
解りにくい表現などがありましたら、是非ご指摘下さい。

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