「そうだ!流氷、 見に行こう!」
2024.03.19
■今日のバイブレーション■
「そうだ!流氷、 見に行こう!」
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
勿論、これはJR西日本の絶品のコマーシャル 「そうだ!京都いこう」の
パクリである。あのキャッチコピーに、もの凄いインパクトを感じるのは私だ
けだろうか。桜の頃、紅葉の時期、確か、年に2回ほどお誘いがかかる。
その度に、僕の心はゆらぐ。
少年から青春時代にかけての7年間、あの街に暮らしながら、あの街に思い
入れを込めて歩いた覚えのない事が、いまさらに悔やまれる瞬間である。
今回のヴァイブレーションは、一枚のCDが僕の心を最北の海に連れ去った、
その体験を綴ることとなった。
「北海道限定発売」との表示に頬擦りをしたくなる想い。
「地球組曲シリーズ●オホーツク流氷 白の大陸」とある。
サウンドスケープ(音風景)という表現も、なにやらアカデミックで私の好き
な語感だ。流氷のぶつかり合う音、きしむ音は恐ろしいほどクリアーである。
これは良質のサウンドハンティング技術の賜物であろう。その合間に置かれた
環境音楽も心地よい。いいセンスで、氷を連想させてくれる。
自然界にはこんなに潤沢な振動が溢れていることを改めて認識させる壮大な
CDである。北海道の友達がボチェッリのCDとともに送ってくれた。
このように騒々しい時代であるから、この手のCDが必要とされる。
シーンと心を静まり返す荘厳な実際の流氷の音やそこに暮らす鳥獣たちの声と、
それをモチーフにした楽曲が何度か繰り返された後、CDは柔らかなメロディ
で締めくくられる。春がやってくるのだ。