コラム

Columnコラム

習字の時の、墨の摺り音が懐かしいのです  

2024.03.16

■今日のバイブレーション■

      習字の時の、墨の摺り音が懐かしいのです      
          (NHKラジオ:わくわくラジオでの話題)      
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●

 放送80周年記念とかで、ラジオで興味深い番組を放送していた。
午前中の番組である。「わくわくラジオ」というものに遭遇し、思わず車内で
ボリュームをあげた。
 
  http://www.nhk.or.jp/radiodir/wakuwaku/
 
 アナウンサーの落ち着いた語り口もいかにもNHKらしくて好感がもてる。
さらにラジオというメディアは、押し付けが無く、その分こちらの心を気持ち
よく傾けることができる。特集は「音にまつわる思い出」というものを一般の
リスナーから募集をしていたようだ。

 さすがに元祖全国ネットのNHK!北から南から、表から裏まで(日本)の
情報が、リアルタイムで、お国言葉をまじえて届けられる。

 リスナーの多くは私と同年輩か、それ以上のシニアの方々であるようで、あ
たかも「語り伝えたい日本の音百選」といった風情である。お国柄を反映して
 馬の蹄の音に父親の後姿を思い出したり、風鈴の音に夏の到来を感じたとい
うようなお話の中で、この墨を摺る音は、芳香も微かに伝わってきて鮮やかな
印象があった。音には色も香りも付随して記憶されているということを思い出
した。

 もうひとつ印象に残ったのは、サイダーの泡が弾ける音に深い思い出がある
と仰ったお母さんの話。
 自分の息子が、めったに飲ませてもらえなかったサイダーが注がれたコップ
を前にして、泡をものめずらしげに眺め、「お母さん!水がおしゃべりしてい
るよ!」と言ったという思い出をしみじみと懐かしく語っておられた。

 思い出を重ねる音素材・・気をつけていれば、まだいくつも見つけることが
できる。問題は、それを自分の思い出にできる余裕があるかどうかだ。

 イッパイ、イッパイで走り回っていてはいかんなあ。反省。

一覧に戻る

有限会社 文化センターボックス

私たちは障がい者アート協会を応援しています

アート協会
「障がい者アート協会と私たちの願い」⇒リンク先はこちら
所在地
〒359-0038
埼玉県所沢市北秋津876-2-B-103
TEL
04-2998-0750
FAX
04-2998-0751
お問い合わせはこちら