路上シンガー 22歳 道徳講師に
2024.03.11
■今日のバイブレーション■
路上シンガー 22歳 道徳講師に
(読売新聞 2月18日記事)
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
大野靖之くんというシンガーソングライターについて記された記事があった。
彼の歌が今、首都圏の中学校の道徳の時間に盛んに取り上げられているとの事。
ある教師の勧めで本人が教室に出前コンサートをしているようだ。母親の死を
体験したことをきっかけにして「命」や「家族」の大切さをバラードにして、
道徳の時間にこどもたちへ思いを伝えているという。
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音楽鑑賞会ではなく、あくまでも通常の授業の一環に組み入れられている事
に大きな驚きを感じた。教室で教壇から歌いかけるのである。きっと距離感も
いいのだろう。こどもたちが驚くほど集中して彼の歌に触れているとの教師の
発言もあった。
こんな形はとても贅沢だと思う。そしてそれに接する事ができるこどもたち
は、本当に幸せだと思う。
こんなスタイルでプロの音楽家が学校に登場できないものだろうか。
こういった形式を、いつまでもボランティアの枠内におさめてしまっていては、
きっと行き詰まる事になる。摩滅する前に行政側のきちんとした対応がなされ
ることを、ひたすらに祈る私である。