◆サヌカイト◆

そんなときに、中高年のための健康系の雑誌、「壮快」で面白い企画があ
ったので、早速その雑誌を購入してみることにしました。
　しばらくは、このあたりを導入部にしながら「周波数」といったものを考
えて見ようかと思います。

　特集のタイトルには「聴くだけで２０歳若返る！」とあります。
そんなあ！と思いつつも、思わず付録のＣＤを、そそくさと取り出す自分。
収録されている音や演奏曲の中で、一番心に響いたのは、「サヌカイト」と
う楽器の音色でした。

　実は、この楽器の名前だけは、１０数年前から知っていたのですが、音質
に触れるのは今回が初めてです。照明関係のスタッフの父親が、四国でこの
楽器の演奏者であると聴き、是非一度そのお父上にお目にかかりたいとは思
っていたのですが、このＣＤでは藤井むつ子さんという方が演奏されていま
す。例によって、なんでも「ご縁ですね」が一番嬉しい出会いだと思ってる
僕にとっては、この藤井さんもご縁のある方になりそうです。川越を拠点と
して活動をしている「日本総合音楽研究」という芸術団体から、ステージ企
画をだされています。

　この企画の趣旨は「３０００ヘルツ以上の周波数が、人間の脳細胞を活性
化する」というものです。いつか、このメルマガでも書いたと思いますが、
「モーッァルト療法」でも同じことを言っていましたね。

　サヌカイトの音は、結構気に入りました。これはまさしく線の楽器です。
ロングトーンが実に気持ちがよい。それこそ３０００ヘルツ以上の澄み切っ
た高音が、長い時間をかけて、緩やかな減衰カーブで消えてゆきます。

　どこまでも、いつまでも・・・と願うのが人間の常。
そんな欲求を音で満たしてくれるという側面もあるようです。

材質は異なりますが、スズキ楽器で音楽療法用に開発された「トーンチャイ
ム」の音質とも似ていますね。「トーンチャイム」一式は、４年ほど前に受
けた助成金で購入し、現在手元にあるのが幸い。
　今度、自分のステージで使ってみましょうかね。