2023.04.03
■■■『コミュニケーション力を高める!★声みがき術!』■■■
執筆者:牧野俊浩(セラピー音楽家・ヴォーカルアドヴァイザー)
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■■■ 学びのカテゴリー 第一章その7おまけ「色即是吸の法則」 ■■■
身体の中の拭き掃除という表現をしましたが、
もっと具体的には、カラーブリージングという手法を使って、色のついた息をイ
メージして、その色がくすんでゆくのを視覚化していくという方法もあります。
カラーセラピーの一種ですが、女性の方ならばピンクの息を吸い込んで身体を
めぐらし、最後に、少し汚れて赤くなった息を吐き捨てるという方法で指導する
こともあります。
ピンクという色は、皮膚の細胞を若返らせるといわれています。
お酒を召し上がる方(女性でもどうぞ!)にはターコイズブルーという色がおすす
め。(トルコ石の青ということで、青と緑の配合された色)
胃や肝臓のあたりに集中的にその色の息を巡らせて、黒ずんできたところでその
息を吐き捨てるという作業は効果があるそうです。
そのほかの色にもいろいろと特殊な効能があるようですが、なかなか奥が深いよ
うですのでここではあまり詳しくは申し上げません。
そのあたりを研究されるならこんな本もありますよ。
「美しくなるカラーブリージング 」
(L・クラーク Y・マーティン 共著 林 陽 訳)中央アート出版社刊
その中にも紹介されていましたが、こういった色の処方の中で、僕が一番気に入
っているのは虹を丸ごと吸い込んでしまうという方法です。
虹は七色、その色がそれぞれの特有の部位に働きかけて活性化するというもの。
無精者にはもってこいですね。
声みがき術では「色即是吸(しきそくぜきゅう)の法則」と覚えていてください。
(・・・色即是空とは関係ないです・・・)
せっかく息をしているなら、何でも活用しちゃいましょ。
無駄に息をするよりずっとお得です。
トレーニングをする時に、柔らかな響きをもつ、ゆったりとした音楽を流してお
くのも呼吸を深めるためには有効です。
その場合、言葉を伴わない楽曲がいいでしょう。
言葉があると左脳はその言葉を聞き取って意味づけようとしますので却ってリラ
ックスできないことになります。
全く理解のできない国の言葉で歌われているものなら、まだ良いかもしれません
が。
お勧めとしては、アンビエントミュージックと呼ばれる環境音楽。
作曲家としては、ブライアン・イーノやロジャー・イーノなどのものを私は好ん
で利用します。
クラシカルなものでは、環境音楽の始祖といわれるエリック・サティの曲もいい
かもしれません。
私がトレーニングによく利用するのは、
「鏡面界」 作曲:ブライアン・イーノ
「ヴォイス」 作曲:ロジャー・イーノ
「スティル ウェイ」: 作曲: 芦川 聡
「しずくたち」 作曲: 高野 昌昭
「天界」 作曲: 喜多郎
などです。
1980年代初頭の環境音楽が多いので、手に入れるのは少し難しいかも知れま
せんけど・・・・・・まあ、ネット検索の手もあるとして。
ただ、今あげた曲に特別な力があるということではなく、ゆるやかで、ぼんやり
した映像をイメージさせるものなら、あとは趣味でお選びになっていいでしょう。
あまりはっきりした拍子感がないもののほうが、ビート感にとらわれなくていい
ですよ。
「エイトフォーの法則」にのっとった呼吸法。
ぜひあなたもお試しください。
皆様方のご意見を頂きたいと思います。
解りにくい表現などがありましたら、是非ご指摘下さい。