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学びのカテゴリー 第三章その1「シュワッチの法則」

2023.04.11

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■■■『コミュニケーション力を高める!★声みがき術!』■■■   

  執筆者:牧野俊浩(セラピー音楽家・ヴォーカルアドヴァイザー)
    
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■■■■■ 学びのカテゴリー 第三章その1「シュワッチの法則」 ■■■

「声みがき術」のトレーニングも、いよいよ最後の第三章に入ります。
第一章で構築した身体、第二章で観察した口まわり、口内整備が、いよいよ
これから役に立つのです。
実際に声を出しながら学んで行ってください。

第三章では以下の法則を学んで仕上げて行きます。

1:シュワッチの法則
2:黄金のトランペットの法則
3:頭声解除の法則
4:指凝り解放の法則
5:ヨン様スマイルの法則
6:倍音の法則
7:遠距離連会いの法則


それでは先ずは「シュワッチの法則」からです。

通常、私たちが呼吸をする場合、鼻から吸って口から吐くということをして
ゆきます。

けれど、私たち歌い手がステージの上で歌っているときは、鼻と口の両方を
使って一気に空気を吸い込み、お腹と胸に空気を溜め込んでゆきす。

私の場合は、口→腹のルートの方が若干早く、すぐその後を追いかけるよう
に、鼻→胸と続くようです。これは癖かもしれませんので、自分の性癖を注
意深く見極めておくといいでしょう。

この呼吸が「シュワッ!」です。残るは「チ!」。例えて言うならばプール
に飛び込む前に一瞬息を止めますね。
そうしないと飛び込んだ後に鼻に水が入って苦しいから、何となく息が通る
場所の弁を閉じる気持ちになるのでしょう。

「チ!」の瞬間も、それと同じで、第一声を出すときの緊張感をここに一旦
とどめるという気持ちです。

その時に、口を閉めていたほうがいいか、それとも開いていたほうがいいで
しょうか。

そういう疑問に関してはこういうお答えをしています。

柔らかに微笑をもって閉じておくのがいいでしょう。開きっぱなしですと、
ちょっと危ない人みたいにみられますし、歯を食いしばっていると、逆に
自分を緊張させてしまいますし、見ている人まで緊張させてしまい、自分
自らがますます緊張する舞台設定をしてしまうことになりますから。

さて、このときに大事なことがあります。

咽喉が開いていることの確認をしなければいけません。
呼吸はストップしているものの、咽喉で堰き止めているのではないという
意識です。

咽喉の管、空気の通るところはいつも開いているイメージです。

「シュワッチの法則」は息に勢いを与える技術です。

息が言葉として立ち上がる瞬間は、なかなか粋なものですよ。


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皆様方のご意見を頂きたいと思います。
解りにくい表現などがありましたら、是非ご指摘下さい。

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