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学びのカテゴリー 第三章その3「頭声解除の法則」

2023.04.20

■■『コミュニケーション力を高める!★声みがき術!』■■■            
          
 執筆者:牧野俊浩(セラピー音楽家・ヴォーカルアドヴァイザー)
    
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 学びのカテゴリー 第三章その3「頭声解除の法則」

と・う・せ・い か・い・じょ=統制解除
終戦直後にはお米や砂糖などが一時配給制になったりしていたようですが、
そういった統制が解除され自由になったようですねえ・・。

あ、そんな古い話しをしようと思ってるわけじゃないんです。
だって、字が違うでしょ。

今回の法則は「頭声解除(とうせいかいじょ)」と書きます。

日常会話でもキンキンと響きすぎる声の方は、もともとしゃべり声が高音域
に入ってしまう方です。
歌をうたう人で高い音域がでなくて苦しんでいる人にとってはうらやましい
存在ではあるのですが、終始それでは、聞いているほうが落ち着かなること
があります。

そんな時には、ちょっと胸声(きょうせい)を取り込んでみましょうか。
まあ強制ではないですけど・・(照れ笑い領域のシャレです・・・ね)


しゃべりながら、肩の力を抜いていってみてください。
まるで階段を少しずつ下りるように、喋るスピードをゆるやかに・・ゆるや
かに・・・してみてください。

それだけでも声のトーンはかなり落ち着きます。ふくらみがでてくるはずで
す。

そしてとどめはこのポーズです。
胸に手を当てながら、そこに響くまで音程をさげてみるのです。

声のホームポジションがもともと高い方は確かにおられます。

その音域でしゃべることが一番楽ならば、別に問題はないのですが、
そうではなくって、いつも自分を主張する癖がついてしまって、慢性的に肩
に力がはいっているという場合には、このポーズを試してみることで、もう
ひとつのホームポジションに気付くこともあるようです。

それを見つけることができれば、それ以降のしゃべり方が変わってくるはず
です。声帯に負担をかけずにしゃべる音域のほうが身体的にも絶対楽なわけ
ですから、身体は自然にそちらのポジションでしゃべることを求めるように
なるでしょう。


最初はいつもの響き方が得られなくて、不満に感じるかも知れませんが、他
の方々の感想を聞いてみてください。決して悪くはないはずです。


「声みがき術」で得た声は、最初はここ一番の勝負声としておけばいいと思
いますが、あなたの場合は逆です。
日常で使う声を「頭声解除」しておいて、ここ一番のときに今まで使ってい
た凛!とした声を使えばいいわけです。


先天的に頭声の響きのある方は、歌を歌う時にはそれだけ利点はあります。
うらやましいですね。
それにふくらみをつける声の出し方ができれば、「鬼に金棒」というわけです。

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皆様方のご意見を頂きたいと思います。
解りにくい表現などがありましたら、是非ご指摘下さい。

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